卒業式と謝恩会

昨日卒業式があり、華やかな1日でした。

謝恩会では、印象的なコメントを耳にすることができました。

 

内山先生のお言葉で「本質的なもの」と「新しい手法」についての

コメントがありました。常々感じており、つい最近も本質的なものを

みなければ、自己満足の研究でしかないと感じたところでしたので、

特に印象にのこりました。

 

また私がコメントした「女性研究者」についてですが、これも

最近何度か気になる場面に遭遇して気づかされたことです。

女性はある時期「守られている」存在であるけれども、それは果たして女性にとって

いいのかどうかということを考えました。

また、女性として生きつつ、仕事でトップを目指し続ける大変さについても、

周囲の女性研究者を見るにつけ、本当に本人の努力とそれを支える環境(それを作り出すのはやはり本人でしかないのですが)

の両方が整ってなし得るのだと思います。

周りを見渡すと役職についているのは男性が圧倒的で、私の同期をみても優秀だった女性も

職場の役職についているとは聞かないです。役職に就くことがすべてではないけれども、

責任あるポストにつくことで仕事が広がることは確かです。

 

「能力の喪失」は、少子化で加速しますが、その対策として東大は「国際化」と「女性」に

着目していました(東大総長の記事より)。

「国際化」の対策として、9月入学を導入するという大胆な方法を選択しました。

「女性」に対してはどのような具体的な対策をとられるのか、気になります。

 

今年はこんなことが卒業式前にあったので、特に女性へのエールをおくりました。

もちろん、皆さんのご活躍を祈念しております。